緑のある空間を楽しむ贅沢
育てやすい観葉植物の魅力を紹介

玄関に、リビングに、寝室に。生活空間のなかに観葉植物を置くことは、インテリアとして美しい景観を作るだけではなく、居心地や心身に好影響をもたらす効果もあります。
生活に観葉植物を取り入れるプラス効果や、初心者でも育てやすい観葉植物にはどのようなものがあるのでしょうか。

観葉植物の栽培がもたらすプラス効果

 観葉植物の栽培や生活空間への設置は、そこで暮らす人々にとって思った以上の好影響をもたらしてくれます。居心地のよさや育てることによる達成感、心身へのプラス効果など、観葉植物がくれる変化を楽しみましょう。

◆ 空気がきれいになり、居心地がよくなる

 観葉植物は天然の空気清浄機としての効果を持っています。ご存知の通り、植物は呼吸をしているのですが、排出した二酸化炭素を取り入れて酸素を吐くという、いわば人間や動物とは反対のシステムです。このときに取り込むのは二酸化炭素だけではありません。窒素酸化物やホルムアルデヒドなど、空気中の有害物質も一緒に取り込みます。呼吸によって吐き出された酸素は有害物質が取り除かれているため、周囲は清浄な空気に満たされ、そこで過ごす人々に居心地のよい空間を与えてくれるでしょう。

◆ 育てることにより達成感が味わえる

 観葉植物を育てることにより、達成感が味わえることもメリットの一つです。日々の成長や様子を見ながら「今日は元気そうだな」「きれいに育てられた」と感じられる瞬間は、生命を育てているという満足感やちょっとした使命感を抱くようにもなります。日々の生活のなかで小さな達成感が積み重ねられていくことになり、気持ちの張りや気分転換、ストレス解消などに好影響をもたらすでしょう。

◆ 心身の回復を誘う

 色彩心理学では「緑」が心身を癒す効果があるとしています。実際、観葉植物が視界に入る条件下においてストレスホルモンの増加率が抑制されるという報告があげられているほどです。同時に、植物からは害虫から身を守るための成分「フィトンチッド」が放出されています。このフィトンチッドは人間にとってリラックス効果を与えるとともに、殺菌や消臭効果なども発揮する成分です。疲れているときや空間の衛生が気になるとき、観葉植物があるだけで好影響を感じられるのではないでしょうか。

観葉植物の楽しみ方

 観葉植物はその場に置くだけでも美しい光景を作り出しますが、置き方を工夫するだけで楽しみがさらに広がります。

◆ 室内のインテリアに

 置く場所や飾り方次第では、観葉植物は室内の景観をグレードアップさせるインテリアにもなります。置きたい観葉植物の大きさにもよりますが、窓辺、壁際、デスクなど、緑がほしい場所に置くと、視界に入るたびに知らず知らず癒し効果を享受できるでしょう。
 また、置くスペースがない場合には天井やカーテンレール、壁にかけたフックなどから吊るす方法はいかがでしょうか。観葉植物の効果を発揮しつつ、浮かせるインテリアとして洒落た印象も生み出せます。

◆ 照明を工夫して自在に変えるシルエット

 葉陰を楽しむのも観葉植物の醍醐味です。室内の照明の角度を変えたり、ときには観葉植物を置く位置を変えたりして、さまざまな角度から違う形の葉陰を眺めてみてください。窓際に置き、太陽の移動とともに変わる葉陰を眺めるのも穏やかな癒しになるでしょう。動かしやすい小さな床上ライトを設置して、手軽に照明の位置を変えるのもおすすめです。

◆ 五感で触れる

 眺めるだけではなく、指先で触れる楽しみ方もあります。観葉植物の種類によって違う感触を指先で知り、好みの触り心地を見つける遊びも小さな癒しになるでしょう。
 また、葉に触れることによって観葉植物の健康状態が分かります。水分が足りていない、もしくは多すぎる、日光が足りていない…。指先で様子を見ているうちに愛着がわき、いつの間にか「自分でも育ててみようかな」と思い始めるかもしれません。

初心者でも育てやすい観葉植物

 自分でも育ててみたいと思ったら、まずは初心者でも育てやすい観葉植物を選んでみてはいかがでしょうか。忙しい日々の中でも手をかけてあげる時間を少し作って、自分だけの一鉢を是非生み出してみてください。

◆ 育てやすい観葉植物の特徴

 初心者でも育てやすい観葉植物の特徴としては、「日当たりが少々悪くても大丈夫」「水切れがよい」「乾燥に強い」の3つが挙げられます。初心者はなかなか日当たりを確保しにくかったり、水やりの習慣がつきにくかったりという可能性があるため、まずは日陰でも育ちやすく、水が少々足りなくても枯れにくい種類を選ぶと安心です。