3月・4月におすすめの国内観光地は?
春の旅行を満喫しよう

気温が上がり、徐々に動きやすくなっていく3月・4月。活動的な気持ちになり、「旅行に行きたい!」と思う人も多いのではないでしょうか。この時期におすすめの国内旅行先を4つご紹介します。ぜひお気に入りの旅行先を見つけてみてください。

秋田県 角館「武家屋敷」

住所:秋田県仙北市角館町表町上丁~東勝楽丁
JR「角館駅」より徒歩約20分

 東北地方の観光スポットとして根強い人気を誇るのが、秋田県仙北市の「武家屋敷」です。江戸時代に栄えた城下町エリアで、「みちのくの小京都」とも呼ばれています。町中いたるところで、歴史を感じさせる風景が楽しめるでしょう。
 エリア内には古い建物が数多く残されており、「石黒家」「角館歴史村・青柳家」「岩橋家」「松本家」「河原田家」「小田野家」の武家屋敷は実際に見学可能。上級武士の格式高い屋敷や下級武士の住居など、江戸の雰囲気を色濃く残した建物を巡ってみてください。武家屋敷の周辺にはレンタル衣裳店も多く、和服を着ての散策も人気です。
 雪が解け、気温も上がる春の時期は街中を巡るのにもぴったりの時期。温泉宿に宿泊し、足を延ばしてみるのもおすすめです。また春の角館は桜の名所としても知られています。町内には約400本ものシダレザクラが植えられており、162本が国の天然記念物に指定されています。シダレザクラの薄ピンクと武家屋敷の黒塀がお互いを引き立て、美しい風景を楽しませてくれるでしょう。シダレザクラが見頃を迎えるのは、4月の下旬ごろからです。観光客が増える人気シーズンのため、早めの予約がおすすめです。

香川県
紫雲出山(しうでやま)「桜景色」

住所:香川県三豊市詫間町大浜
高松自動車道「三豊鳥坂ICインター」「さぬき豊中ICインター」より約50分
※桜シーズン中のマイカーでのアクセスは事前予約が必須

 四国の桜の名所として知られる香川県の紫雲出山も、春に訪れたい観光地の一つです。標高352mのなだらかな山には約1,000本もの桜の木が植えられています。見頃の時期を迎える3月下旬から4月にかけては、山一面が薄ピンクに染まる、美しい風景を楽しめるでしょう。紫雲出山には遊歩道が整備されていて、ハイキング気分で山頂を目指せます。頂上から見えるのは、息を飲むほど美しい瀬戸内海の風景です。2019年にはアメリカ・NYタイムズ誌にてその美しさが紹介され、2022年にはフランスのル・フィガロ誌にて「日本で桜を鑑賞するのに最も美しい場所」に選出。海外からも注目されるスポットです。
 山頂展望台付近には、国の遺跡にも指定される弥生時代の高地性集落遺跡群や紫雲出山遺跡館も。遺跡館では約2,000年前の土器や石器を見られるほか、ぜんざいやシフォンケーキを楽しみつつ休憩をとることも可能です。
 香川県三豊市には、「瀬戸内の天空の鏡」と呼ばれる父母ヶ浜も広がっています。約1kmのロングビーチでは、時間帯や天候によって、まるでウユニ塩湖のような風景を楽しめます。こちらのビーチは、2018年にじゃらんの「夕日絶景 ランキング」で全国1位を獲得。泊まりがけで訪れ、山の絶景と海の絶景、両方を堪能してみてはいかがでしょうか。

徳島県
瀬戸内海「鳴門の渦潮」

住所:徳島県鳴門市鳴門町(鳴門公園)
・「渦の道」は公園内徒歩5分
・「大鳴門橋架橋記念館 EDDY」は公園内徒歩2分
神戸淡路鳴門自動車道「鳴門北IC」より約5分

 世界三大潮流の一つに数えられる鳴門の渦潮。瀬戸内海周辺の人気観光スポットです。1年を通じて多くの観光客が訪れる人気スポットですが、春は渦潮が最も大きくなるベストシーズンと言われています。大迫力の海の景色を満喫してみてください。毎年3月はじめには、徳島県鳴門市内にて「春の渦まつり」を開催。渦開き観潮船では、安全祈願の神事が行われます。一般の観光客でも参加できる催しものなので、参加してみるのもおすすめです。
 大迫力の鳴門の渦潮は、見る場所によってさまざまな雰囲気を楽しめます。渦上45mに設置された大鳴門橋遊歩道「渦の道」からは、自分のペースでゆったりとお散歩しながら迫力ある景色を堪能できるでしょう。また、展望室に設置されたガラス床の上に乗れば、スリルとドキドキ感が味わえます。併設の「大鳴門橋架橋記念館EDDY」では、4Kプロジェクターを使った360度全周高精細映像投影で徳島の文化や自然を紹介中。遊べるスポットもあり、親子連れの旅行にもおすすめです。うずしお観潮船に乗れば、世界最大級の渦潮を間近で観測可能。パワーのある大型船で渦潮に超接近してみたり、小型船で海中の景色を堪能してみたりと、特別な体験になるでしょう。
 鳴門の渦潮には、見頃となる時間帯があります。日々少しずつ変化しているので、確認の上でお出かけするのがおすすめです。

長崎県
ハウステンボス「チューリップ祭」

住所:長崎県佐世保市ハウステンボス町1-1
西九州自動車道「佐世保大塔IC」より約15分
JR「博多駅」より特急「ハウステンボス」で約1時間45分

 長崎県佐世保市にあるテーマパーク「ハウステンボス」も、春のお出かけ先にぴったりです。異国情緒あふれる空間に、家族や友人と訪れてみてください。オランダをイメージしたヨーロッパ風の街並みが、日本に居ながらにして海外旅行のような雰囲気を楽しませてくれます。
 1年を通じてさまざまなアトラクションや本格エンターテインメントを楽しめるハウステンボスですが、3月~4月は「花」をテーマにした大規模イベントを開催。チューリップやカーネーションといった春の花々が広大な敷地に咲き誇り、訪れる人の目を楽しませてくれます。夜には街並みとともにライトアップされ、より幻想的な風景を見られるでしょう。
 ハウステンボスでは、長崎グルメも堪能できます。駐留米軍から伝わった佐世保バーガーや本格ソーセージ、地元長崎の魚介を使った海鮮丼に五島うどん、佐世保名物のレモンステーキに長崎名物であるちゃんぽんに皿うどんなど…。園内を歩けば、きっと好みの味が見つかるでしょう。長崎グルメ以外にも、本格地中海料理やフレンチなど、世界の料理を楽しんでみるのもおすすめです。美しい花に心癒やされ、おいしいグルメにお腹も満たされる旅にしてみてください。

※写真は全てイメージです