川のほとりに佇む「和のリゾート」–
「東府や Resort & Spa-Izu」で過ごす特別な休日

歴史と静寂に包まれる、伊豆最古の温泉地
静岡県・伊豆市、天城湯ヶ島温泉郷の一角にひっそりと佇む「東府や Resort & Spa-Izu」。その起源は江戸時代より続く老舗旅館「東府屋旅館」。2010年に「和のリゾート」として全面リニューアルされ、現代の感性と日本の伝統が織りなす、心をほどくような滞在空間が誕生しました。この地・吉奈温泉は、奈良時代に高僧・行基上人が発見したとされる伊豆最古の温泉。徳川家康の側室「お万の方」が訪れ、二人の男子を授かったと伝えられる〝子宝の霊湯〟でもあります。今もなお、静かに湯けむりを上げるこの地には、歴史の深みと神聖な空気が息づいています。
3万6千坪の広大な敷地を、五感で巡る
東京ドーム約2.5個分の広さを誇る敷地内には、宿泊棟、温泉施設、スパ、食事処、ベーカリー&カフェ、資料館などが離れ形式で点在。清流・吉奈川のせせらぎを聞きながら、藤棚や紅葉が彩る小径を歩く―そんな風景が日常になります。無料で貸し出される色浴衣をまとい、散策する時間そのものが、まるで〝心のリトリート〟。季節とともに移ろう自然を全身で感じながら、緊張や疲れがゆるやかにほどけていくのを実感できます。
〝温泉に泊まる〟から〝温泉に生きる〟へ
客室は全30室。中でも吉奈川沿いに新設された離れの「ヴィラスイート」は、全室が温泉露天風呂付き。メゾネットタイプと平屋タイプの2種があり、いずれも大きな窓から森と川が一体となるような景色が広がります。室内にはガス暖炉も完備され、快適さと風情の絶妙なバランスに癒されます。川沿いのテラスに設えられた露天風呂は、昼は木漏れ日と共に、夜は星と川音に包まれながら湯に浸かるという贅沢。医療現場で緊張を強いられ続ける医師の皆様にこそ体験していただきたい、上質な〝何もしない時間〟がそこにあります。

身体と心にやさしい、地元食材の懐石料理
夕食は「懐石茶や水音」での本格懐石。江戸時代から受け継ぐ建物を、茅葺の屋根と古柱を活かして再構築した空間では、伊豆の山海の幸を活かした美しい会席料理が楽しめます。料理長が提唱する〝五感で楽しむ日本料理〟は、味覚だけでなく視覚や聴覚までも満たしてくれる逸品ばかり。川のせせらぎを心地良いBGMに、樹齢400年の大ケヤキなどの里山の自然に包まれながら味わう洋朝食は特に人気です。

〝ことだま〟が導く、静けさのスパセラピー
「まほらスパ」は、古代日本の「ことだま(言霊)」の概念を取り入れたユニークなスパ。杉の香木や塗香を用いたリチュアルから始まり、心身を〝整えてから〟トリートメントに入ります。多忙な日々を送る医師の皆様にとって、自律神経を整え、疲労回復を促すひとつの手段として機能します。完全個室で提供されるトリートメントは、肉体的疲労の緩和だけでなく、感情の鎮静や思考のリセットにも効果的。西洋的なメディカルケアでは得がたい〝精神の余白〟がそこにはあります。

「治す側」から離れ、「癒される側」へ
東府や Resort & Spa-Izu は、医師という使命に真摯に向き合うあなたが、自分を取り戻すための場所です。歴史、自然、温泉、美食―すべてが丁寧に整えられたこの空間で、心からの静けさと再生のひとときをぜひお過ごしください。