TRIP~この秋訪れたい紅葉スポット3選~
日本には、秋の風情が味わえる数多くの名所があります。秋は紅葉の景色を楽しめるシーズンです。息を呑む景色、心が弾む景色、癒やされる景色などをのぞめる、さまざまな旅行先を訪ねてみませんか。
2023年秋に紅葉を楽しめる、おすすめの国内旅行先3選をご紹介します。
大分県耶馬渓
(YABAKEI)

耶馬溪は大分県の紅葉名所のなかでも有名なスポットです。見頃の10月中旬~11月下旬には、山々一面が真っ赤に染まる光景を楽しめます。
とくに「一目八景」は、必ず足を運びたい絶景ポイントです。群猿山、鳶ノ巣山、嘯猿山、夫婦岩、雄鹿長尾の峰、烏帽子岩、仙人岩、海望嶺など8つの岩峰の山肌や岩肌を彩る紅葉がひと目で見渡せます。備え付けの展望台から存分に眺めてください。
周辺にはダム湖があり、噴水が吹き上がるのも楽しい演出です。周囲を散策しながら紅葉に溶け込むような感覚が楽しめる時間を、このうえなく贅沢に感じられるでしょう。
訪れるのは、早い時間帯がおすすめです。地元の人によると、やわらかい朝の光に照らされる紅葉がもっとも美しいのだそう。旅行先での早起きは少々努力が必要かもしれませんが、ぜひ足を運んでみてください。
また、見頃の時期はライトアップもされています。一目八景周辺や県道沿いの紅葉が照らし出される見事な光景を、ぜひお楽しみください。その美しさに、朝も夜も、何度も見に行きたくなってしまうかもしれませんね。
一目八景から車で約20分の場所にある日本庭園「溪石園」もおすすめです。2万平方メートルの広大な敷地は自然で満たされ、大きな池の周辺は紅葉が鮮やかに輝いています。その美しさに、ため息が出てしまうかもしれません。

静岡県修善寺 虹の郷
(SHUZENJI-NIJINOSATO)

テーマパークとしても人気の修善寺・虹の郷。秋には伊豆最大の紅葉群生林が一斉に色づきます。見頃は少々遅く、例年11月中旬~12月上旬です。少し遅めの旅行先にもよさそうですね。
虹の郷の園内には1,000本ものもみじが植えられています。そのもみじの紅葉はまさに絶景です。見事な紅葉のなか、茅葺き屋根の古民家が立ち並ぶ風情ある道を散策すれば、まるで時代劇に出演しているような気分になれそうですね。
虹の郷のあちこちでは、ほかにも和洋を取り混ぜた木々の見事な紅葉を楽しめます。菖蒲ヶ池の水面に映る紅葉、カナダ村やフェアリーガーデンを彩る黄金のラクウショウやアメリカフウなど、どこを見ても映画のワンシーンを切り取ったような美景に感動のため息が漏れ出ることでしょう。また、見頃の時期には園内のあちこちで紅葉がライトアップされます。日中の陽光に照らされる紅葉とは違った美しさ、華やかさをお楽しみください。
虹の郷は紅葉以外にもロムニー鉄道やワークショップ、プレイスペースなどアクティビティが盛りだくさんです。あらゆる年齢層の人が楽しめる場所ですので、家族旅行にもおすすめですよ。
宮城県奥新川渓谷
(OKUNIKKAWA-KEIKOKU)

宮城県の奥新川渓谷は、新川ライン上流にある紅葉が絶景のスポットです。豊かな自然に囲まれており、秋には周囲が紅葉で彩られます。約3.6キロメートルのトレッキングコースは、散策しながら秋を楽しめるでしょう。2時間ほどの散策コースは歩きやすく、紅葉ハイキングにも向いています。
トレッキングコースは緩急がほどよく織り交ぜられ、飽きずに歩ける造りです。吊り橋やロープを使う箇所もあるため、ちょっとしたスリルを味わえるのも楽しい一面ですね。紅葉の時期だけではなく、春や夏も自然を楽しみながら歩けるでしょう。また、道がしっかり整備されているため、「足元の悪さが心配」という人も安心です。紅葉を眺めながら、爽快感と絶景を堪能しましょう。清水滝や隠れ滝なども見どころです。空を覆うような鮮やかな紅葉と、その隙間からさしこむ陽光の美しさをのぞめます。
奥新川渓谷の紅葉は10月中旬~下旬が見頃です。冷えが深まり始める時期のため、防寒対策はしっかり行ってくださいね。
※写真は全てイメージです